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姉御草紙~街角の赤いハーレー~

猫と暮らして半世紀 バイクと出会って四半世紀 大好きな猫とバイクとの日々を綴っていきます

我が家の甘酒は酒粕で

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久しぶりに甘酒を作りました。

一口飲んだ良人(おっと)が、

「うまい…」と涙目。

 

ただ酒粕ちぎって水で煮て

お砂糖入れて〝かんました〟だけだよ。

(あ、かんますってのは栃木の方言です。

かき混ぜることね。)

こんなことで泣くなんて。

ノスタルジックなのね。

母ちゃんの味なのかい?

そうなんだね、きっと。

 

私たちが子供の頃は、

今よりも冬が寒かった気がするよね。

もっさりもっさりと雪が降って、

学校から雪まみれで帰宅すると、

ストーブの上に甘酒の小鍋がかかってたね。

底の方に溶け残りがあったりして、

それがまた、美味しかった。

 

昭和40年代生まれの私たちの時代、

小学校の国語の授業で丸暗記させられたのが

「下野かるた」なるもの。

郷土にちなんだ読み札の中に

「おたりやの 甘酒」

という札がありました。

 

「おたりや」というのは宇都宮中心地にあり、

私の産土神社でもある二荒山神社のお祭り。

年の瀬12月15日の「冬渡祭」も、

新春1月15日の「春渡祭」も、

どちらも「おたりや」と呼ばれています。

 

このお祭りでは古い達磨さんや、

お札をお焚き上げしてもらい、

その火にあたると風邪をひかないと言われているので

例年、近隣からの参拝客で大変賑わうのですが

私が子供の頃から、そのお焚き上げ場のそばに

名物の甘酒を売る店が出るのです。

 

県南育ちの夫と

初めて連れ立ってお焚き上げに出向いた時、

夫が件の甘酒を飲みながら真顔で、

「この店がおたり屋?」と聞いてきたので、

腹を抱えて大笑いしたものです。

 

夫は小学生の頃、

「下野かるた」を丸暗記した時から

「冬渡祭」、「春渡祭」(おたりや)を

甘酒屋の屋号だと確信していたのですね。

 

春渡祭が終わると、

暦の上での春はもうすぐです。