ウールのアンサンブルを着てみました
年末は例年通り、高校時代の友人たちと集まりました。
今年はカラオケルームの女子会コースということで、
話すたび 食べるたび そして歌うたびに
同じ学び舎で毎日顔を合わせていた頃のように盛り上がりました。
いちばん遠方にいる友達は関西からはるばる参加。
いまの時代はメールやSNSでいつでも会話ができるけれど、
会って話せるのはやはり楽しい。いつもお土産をありがとう♪
最近、体調不良だったり育児に追われていて
お出かけするのに洒落たよそ行きも無く・・・。
困り果てた私はなんと、母親が数十年前に仕立てたという
ウールのアンサンブルの着物で出かけるという暴挙(笑)に出ました。
帯は自分が30代の時に
伊勢木綿の普段着に会わせて買った半幅帯。
これを矢の字結びで。
ちなみに半幅帯はこれしか持っていません(笑)
実はこの着物、久しぶりに出してみたら後ろ身頃に虫食いがありました。
いまどきウールの着物など流行らないし、
ちょっと改まった席には着ていけない物ですから
捨ててしまおうかな?とも思ったのですが
名古屋の「気らく」のお師匠さんのブログや
雑誌「七緒」を読んで、
「民族衣装なんだから気楽に楽しく、箪笥の肥やしにしないで着倒そう。」
と、100円ショップの“アイロンで付く補修布”で虫食い穴を塞いでみました。
母方の祖母は私が物心ついた時からお隠れになるまで着物の人でしたし、
母も和裁を習っていたからか、お気に入りの反物で着物を仕立てたりして
贅沢な絹物は少ないものの、単衣の普段着を数着持っていました。
そんな環境で私は30代になってから幸田文の名作「きもの」を読み、
時代や季節のうつろいの中に描かれる“人と着物との関わり”と
あざやかな生地や文様、織の描写にとても魅かれました。
残念ながら、10年前はまだまだ木綿の着物を着て街に出ると
きちんと着付けを学ばれた方には「あの方、大丈夫?!」という冷ややかな(笑)
目で見られたものですが、
今は“きものジャック”なるイベントや古着の着物ブームのおかげで
比較的自由に着物を楽しめる時代になったと思います。
すべすべの絹物も素敵だなぁと思うのですが、いまいちお太鼓が上手に結べません。
普段の洋服も化繊がニガテで木綿かウールばかりなので、
着物も気楽に着られるものが好きです。
ただ、着物はしきたりがありますからねぇ・・・。
不躾にならない程に楽しみたいです。
抱負~~♪
来年はお太鼓が上手く結べるように頑張って練習します!
また着物を着たらブログにアップいたしますね。
それではみなさま、良いお年をお迎えください。