十九歳、これが私のレディースバイク
「オートバイは後ろに乗せてもらうより、自分で運転したほうが楽しそうだ。」
・・・それを知ったのは、16歳。
「原付バイクではなく、オートバイに乗りたい。」
・・・そう心に決めたのは、18歳。
当時は国家資格を2年間で2つ取得する学校へ通っていたので
長期休暇ごとに施設実習などもあり、かなり多忙な学生生活でしたが、
その合間をすべてファミレスのバイトに費やして
教習所に通う費用とバイクの頭金を貯めました。
たしか、教習料は10万円でお釣りが来た記憶があります。
(すでに普通車の運転免許を持っていたのでかなり安くなった)
ただ、やはり改めて自分が乗るために傍に立ってみると、
オートバイは信じられないくらい「でかいな。」という印象でした。
教習所に入校する時、事前審査というものがあって
・倒れているバイクを起こす
・起こしたバイクのスタンドを立てる
これをクリアしないと入校が許可されませんでした。
この二つはコツさえ掴めば割と楽なんですが、
私が出向いた教習所はこれに加えて
・2本のパイロンを回ってバイクを8の字に押して歩く
という事前審査がありました。
・・・教官が呆れるほど時間がかかった上に、左右にバタンバタン倒しまして。
いまみたいに代謝も悪くないですから(笑)真冬だというのに汗だく。
ズタボロになってやっとスタート地点に戻った私に教官から驚愕の一言。
「そんじゃダイジョブそうだから外周だけまわってきてもらうべ。
ギアは左手でクラッチ握ったら左足踏み込んでロー、上げてセカンドだから。
最初はそれで走ってこれっから。」
「え~?!いきなりですか?乗れません。」
そう答えて振り向くと、同じ日に入校した知らない男の子は
何食わぬ顔で教習バイクに跨って発進していきました。
「(@_@;)!!!!!」
「乗れるんだんべ?
え??
な~んだ、ほんとに乗れないんけ?やっぱりおねぇちゃんだなぁ・・・。
しゃーねぇなぁ。んじゃ後ろに乗って。教えっから。」
・・・いや普通そうでしょ(笑)
ともあれ入校を許された私は
苦手なS字とクランクで数時間乗り越したものの、
(手が小さいので半クラッチが保てずレバーを離してしまい、
急に速度と勢いが増してコースアウトして転倒するというパターンでした)
11日間の教習で無事に卒業できました。
そして、その2週間後。
初荷の幟を立てたバイクショップの軽トラックに載せられて
私の初めてのオートバイが我が家にやってきたのであります。
SUZUKI GSX-R250(GJ72A)1987年-1989年
エンジン 248cc 4ストローク 水冷DOHC4バルブ直列4気筒
内径x行程 49.0mm x 33.0mm
最高出力 33kW(45PS)/14,500rpm
最大トルク 24Nm(2.5kgf・m)/10,500rpm
乾燥重量 138kg
全長x全幅x全高 2,000mm x 700mm x 1,105mm
ホイールベース 1,370mm
変速機 常時噛合式6段リターン
サスペンション 前 φ38mm正立テレスコピック式 後 スイングアーム式
ブレーキ 前 油圧式ダブルディスク 後 油圧式シングルディスク
タイヤサイズ 前 100/80 17 後 130/70 17
本体価格 539,000円
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