みんなひとり
昨夜ふとしたことで次女ナー子を叱り飛ばしてしまいました。
それもほとんど間違いなく“八つ当たり”というやつで。
夜更けに我に返って「大人げないことをしたな。」と思い
ナー子の部屋をのぞくと彼女が泣き顔です。
この子は小さい頃から打たれ強く、ポーカーフェイスで
「中に大人が入っているんじゃないの?」と良くまわりの人に言われる子でした。
びっくりして先ほどの事を謝りましたが、ナー子は「違う。」と。
冬休みの間、同じ部屋で寝食ともにしていた兄と姉が下宿先に戻ってしまって
急に淋しくなってしまった・・・と今度は号泣しはじめました。
思わず私ももらい泣きです。
私もじつは、冒頭に書いたような状況の中で
心理的にかなり上の子たちに救われていた年末年始でした。
いつもの休みの終わりとは少し違って、上の子たちを見送ったあと
空虚感に襲われていたところでした。
SNSのトークの向こうで、長女は「またすぐ会えるよ!」と慰めてくれましたが
なんて頼りない母と妹なんだろう・・・と思わせてしまったかな?
心配かけたくないと思っているのに。
今朝は風が強いけれど良く晴れたので、
上の子たちの布団を干して、威勢よく掃除機をかけました。
もやもやを振り払うにはお掃除がよろしいようです。
毛布は洗ってからしまおうと畳んで置いておくと、
さっそくもふもふ1号♂が陣取ります。
「おや?僕のために寝床を・・・ありがとニャン!!」
「寝るより楽は なかりけり~♪」
この子もかなりの淋しがり。
気づけばいつも誰かのそばに寄り添って寝ています。
なぜ そんな寝づらい場所に?(笑)
「生まれる時ひとり 最後もまたひとり
だから生きてるあいだだけは
小さなぬくもりや ふとした 優しさを
求めずにはいられない」
松たか子の「みんな ひとり」という曲。
アナ雪もいいけど、松さんらしい歌です。
娘の涙を目の当たりにして なぜかこの歌が浮かびました。
誰かの言葉ひとつで、泣きも笑いもするのが家族なんだ。
心して暮らしていかなければ。