長女ズー子二十歳のバースディ
今日は長女の誕生日。
20年前と同じように春の光が照っています。
あの日 出産の兆しがあり、早朝に入院した私は
産院の窓から草川の流れに遊ぶ鳥を眺めつつ、
「生まれくるこの子が育つ世界が どうか安寧でありますように。」と
ただ願っていたことを覚えています。
おりしも、その年の初めに阪神大震災が起き
そして一週間ほど前には、世間を震撼させた
あの宗教団体の事件がありました。
きれいごとでもなんでもなく、
本当に心から ただ平和を願っていた・・・
若く頼りないだけの母親でした。
その願い叶ってか 長女は
「のほほ~ん」が服を着て歩いているような
気ままなノンビリ屋に育ちました。
平和を愛し 争い事を好まず
他人の悪口を決して言わない。
まぁ、こう書くと人格者のように思われるかもしれませんが
そんな立派な雰囲気でもなく。
「争いの場には出向かない」のかなんなのか、
小学校も早い段階から 行ったり行かなかったり。
それが中学を経て高校まで続きました。
「学校に行け。」と 長女の胸ぐらつかまえて どつき合いにもなりました。
しかしですね、こういうことは叱ったとて埒などあきませんね。
たぶん、本人にだって どうしたいのかがよくわかってないんですから。
「迷惑をかけた第三者には 親として子どものかわりに平身低頭謝る。」
「その姿を子に見せる」
「子どもに学校に行くことの大切さを言い続けるけれど、
それが本人に伝わるのは親が死んでからかもしれないと覚悟する。」
これだけ肝に銘じて、あとは何もしなかった。
これは時間薬しかないかもな・・・と思って。
中学時代、部活の試合。
応援に行けば、試合そっちのけで昼寝なんかしていて。
写真も撮らせてくれず。
でも、バイクのイベントなんかには後ろに乗ってついてきてた。
そして「いつかレプソルに乗りたい。」なんて言ってたけど、
数年後に本当に乗るとは!!(この画像は1000ccだけどネ。)
高校時代の自画像の
おどろおどろしいこと。
・・・母ちゃん、ゾッとしたよ。
あの「のほほ~ん」ちゃんが、
大学生になって バイトに励んで
(それも、バイトは真面目に休まず通ったらしい。)
自力でバイクを買うとはね!!
見損なってたけど・・・見直したよ!!!(笑)
ともあれ 今日からはもう立派な成人。
これからの人生に 幸あれと祈ります。
しかしね・・・ほんと、昔のキミには苦労したよ!!
あ、お互い様かな?(笑)