二十六聖人殉教の日
わたしはプロテスタントなので、
聖人信仰は身近ではないのですが、それでも
この日本で初めてのキリスト教迫害による殉教のお話には
胸を打たれるものがあります。
わたしがイエスさまと出会ったのは5歳のとき。
聖公会附属の幼稚園に入園し、毎朝の活動は
賛美と祈りの時間から始まりました。
♪小さいお手々を組み合わせ こうしてお祈りいたしましょう
神さま 良い子にしてください
悪いことをすると、先生はただ叱るのではなく、
「天のお父さま。ココ子ちゃんがこれこれ、こういうことを
してしまいましたので、ココ子ちゃんの罪をお許しください」
と一緒にお祈りをしてくれました。
頭ごなしに叱られると、恐怖や反抗心が生まれがちですが
先生のとりなしの祈りは、悔い改めの気持ちを呼び起こしてくれました。
悔い改めることができると、叱られても心に傷は付かず、
新しい自分に変えられるのです。
どんくさくて、口下手で、
かわいい女の子のグループには入れてもらえなかったわたしでしたが、
神さまに愛されている、と確信できた幼稚園生活だったのです。
長崎で殉教した二十六聖人のうち、最年少は12歳の少年でした。
彼は死を免れさせようと棄教をすすめた役人を拒み、
「束の間の生命と永遠の生命を交換するのは意味のないことです」
と答えたそうです。
わたしの信仰などは彼らの足元にも及びませんが、今日この日、
素晴らしいイエスさまの福音(グッドネス!)を覚え、
信仰のため殉教した方々の天の御国での平安を祈りたいと思います。